11月13日(日)に、地域ぐるみで「体験の風をおこそう」運動推進事業“地域は体験の宝庫!『八十八は米~稲からお米にしてみよう~②』”がありました。
北三瓶文化祭の会場の、北三瓶小・中学校の体育館の一角に体験ブースを設営しました。幼児からご年配の方まで、いろいろな年齢層の方たちが参加してくださいました。
外では、足踏み脱穀機を使った脱穀体験!ペダルを踏んでローラーを回すのですが、これがまたコツがいるんです!昔使っていた方は流石の腕(足?)前!初めての方は苦戦しながらも、楽しみながら体験していました。
そして、唐箕(とうみ)を使った選別体験。足踏み脱穀機で落としたお米には、細かな葉や殻などが混ざっているのですが、それをこの唐箕で分けるのです。ぐるぐるハンドルを回して風を起こし、お米より軽い、いらないものを吹き飛ばしてしまうという仕組みです。こちらも喜んでグルグル回していました。
どちらも今はほぼ使われることのなくなった道具たち。地域のご年配の方たちは、「昔はこれをえっと(たくさん)使っとったな~。」「うちにはもっと大きいやつがあったで。」などなど、昔を懐かしみながら体験されたり、様子を眺めたりしておられました。
体育館の中では、籾摺り体験。こちらは、すり鉢と軟式野球ボール、瓶と棒を使って体験しました。なかなか簡単には籾が取れず、「けっこう時間がかかるなあ。」という声も。中にはもっと効率のよい方法がないか、身近にあるものを使っていろいろな方法を試し出す男の子もいました。
私たちが普段何気なく食べているお米。精米されたものを目にすることがほとんどですが、最初は稲で、脱穀、選別、籾取り・・・という工程(今はほとんど機械で精米まで行われますが)を経て我々の食卓に届いているんですね。参加者の方が「お米に対する見方が変わった。」と言っておられました。貴重な体験を楽しみながらできたとともに、お米についても考えるいい機会となりました。
FROM:つっじー
稲からお米にしたよ!
2016.11.17