五十猛の伝統行事「グロ」

2018.01.14

 1月11日は、大田市の五十猛(いそたけ)に続く伝統行事「グロ」の日でした。
 「グロ」とは、一年間の豊漁と健康を願う行事の名称であり、神様を迎えるために作る円すい状の小屋の呼び名でもあります。文献に記されているものとしては、江戸時代が最も古いのですが、それ以前から行われていたのではないかと考えられています。
 というのも五十猛は、神話の中で、スサノオとイソタケルが日本に上陸した地。スサノオは、この辺りの人々が住む住居が粗末だったため、住居の建て方を伝えたといわれます。そして「グロ」に近い呼び名で、形もよく似た小屋は大陸にもあり、五十猛には、「新羅神社」という名前の神社も…。五十猛の歴史をもっと知りたくなる一日となりました。
 当日は、五十猛小学校、五十猛保育園の子どもたちも参加。あいにくの大寒波到来でしたが、みんな元気いっぱい!「グロ」の中でお餅などを焼いて頬張っていました。もちろん、「グロ」の由来や作り方のお話しにも熱心に耳を傾けていました。
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